カエデ先生インタビュー

まずは先生のお力や占いへの目覚めについて教えて下さい。

「霊的な体験・占術・人の相談」と、三つの接点があったように思います。一番古いもので言うと、霊的な体験。物心ついたころから、パッと光がみえてメッセージが降りてきたり、音の聴こえ方が変化して普段聴こえないものや視えないものが視えたり、あるいは何か探しものをしているときに掌をかざして熱く感じるところにそれが見つかったりということがよくありました。

カエデ先生は複数の「占術」をお持ちですよね。一番はじめに興味をもった占術は？

最初に出会った占術は「手相占い」でした。小学校低学年のときに、神社で出会った占い師さんから「手相はどんどん変わるもの、生まれたときの手相に日頃の暮らしが反映される成績表みたいなものだよ」と教えてもらって興味を持ち、学校の友達や先生を占ったりしていました。

小学校高学年から思春期にかけて沢山の哲学書や心理学書に触れるようになったのですが、そのなかに易経、四柱推命、タロット、西洋占星術などの本がけっこうな数で含まれていました。

当時は占い方より人の生き方を教えてくれるものだと思っていて、古い時代の人がどんなことを考えて生きていたのか、どんなことで未来を予測していたのかといったことが面白くて、「人生の指南書」として読んでいました。

「人からの相談」についてもお聞かせください。

小さい頃から相談を受けることの多い体質だったのですが、社会人になるとそれがより顕著になりました。毎週なぜか火曜と木曜になると相談の電話が鳴り止まないという現象が起きていて、それが何年も続いたので「私には人の相談を受ける宿命があるのかも」と思うようになりました。そして、ちょうどその頃、当時の職場の上司が仕事のヒントになるからとくれたのが、どういうわけか易占いの本でした。

社会人になってから「占い」と再会したんですね。

はい。もらった易占いの本に目を通してみたら「私ここに書かれている考え方を知ってる！」と。子供の頃に本で読んだベースがあったから、するするっと理解できたんです。

そこから複数の占術を一気に習得して、人の相談にのるときに使うようになりました。その噂が広まってイベントなどに占い師として呼ばれることが増えていきましたが、その頃はまだ占いを仕事にしようとは考えてはいませんでした。

「人の相談を受ける役割を果たそう」という気持ちから経営コンサルティングと心理カウンセリングを勉強して仕事にし、占いはあくまで趣味のエンターテインメントと分けていました。

そこから占いの道に進んだきっかけとはなんだったのでしょうか？

あるとき、経営コンサルティングと心理カウンセリングそれぞれのお客様に「ちょっと息抜きに占いなどしてみませんか？」と提案してみました。そしたら、それまで停滞して突破口がみつからなかった案件が一気に前に進みはじめました。占いって予想を超えたコメントを突然おろしてきてくれるので、アセスメントデータやお客様が言葉にされたものという枠のなかでは決して見えなかった方向へ視野が開けていったんです。

「三人寄れば文殊（もんじゅ）の知恵」と言いますが、「お客様」「私」「占い」の三者で話をしていくと、お客様も私も思いもよらなかった新しい着想が生まれてくるのは刺激的でした。それまでエビデンスのないことを仕事にするのには抵抗がありましたが、実際目に見えた成果が出ましたから、これは仕事としてやる価値があるんじゃないかな、と。そこから少しずつ占い師への道を開いていきました。

Feelでも抜群のリピート率を誇るカエデ先生ですが、ご鑑定の際に意識していることはありますか？

お客様にとって私の電話鑑定が、自分らしい人生を生きる「勇気」や、周りの人たちと共に幸せになるための「知恵」、そして人生を生きる日々のなかで「休息」を手にできる場であってほしいと願っています。

「敵を知り己を知れば百戦殆う（あやう）からず」ということわざがありますが、私の中では、己を知ることは自分の人生を生きる「勇気」を持つこと、敵を知ることは他人を知り自分を受け止めてもらうための「知恵」を持つこと、そして百戦していくなかで必要なのが「休息」をとることなんです。

勇気と知恵をメインにする場合は辛口鑑定になることもあります。休息メインの場合は「甘口」をリクエストくだされば、この3つのバランスを調節してお伝えさせていただきます。

やはり恋愛のご相談が多いのでしょうか。

はじめての方の8割は恋愛のご相談ですが、そこからこんな話もあんな話もとさまざまな話題に広がっていくことが多いです。

あるお客様では、非常に難しいご相性のお相手との恋愛をみごとに成就されたことが自信になって、停滞していた人間関係やお仕事にも変化が起きて、人生が大きく好転された例もあります。

恋愛や仕事や家庭って境目がなくて、その人の恋愛スタイルはその人の生き方に繋がっていくのでしょうね。

もし悪い結果が出た場合はどのように解決に導いていますか？

さきほどお客様・私・占いの三者対談と言いましたが、悪い結果というのは占いから導かれたひとつの意見にすぎません。

会社の会議なら思わぬ反対意見が出たときにそのことも取り入れながら新たなアイデアを出していきますよね。それと同じで、この人はこう言っているけど、じゃあどうしていこうかと話し合えば良いんです。良くない結果も刺激に、新しい道を探していくことができます。

大事なのは、占いの結果を受けて自分がなにを感じるか。自分のなかの「内なる声」こそが本当の答えなんです。占いの結果は刺激にすぎず、それをお客様自身の声まで熟成させていくお手伝いをするのが占い師の仕事だと思っています。

電話占いの占い師になってよかったと感じる瞬間は？

私の鑑定で心がけていることとしてお伝えした「勇気・知恵・休息」のなかでも、一番の核になるのは勇気なんですが、頂いたお言葉のなかでまさに「自分の人生を生きる勇気をもらえました！ありがとう」と言っていただけたときは、うれしかったです。

自分の人生を生きるというのは、案外難しいことです。占い師の言う通りに生きるのではなく、占い師の話を聞いて、違うものは違う、そうなものはそうと自分のなかで噛み砕くことで「自分はこうだ」というものを見つけて生きる。誰かに言われるままではなくて、「我が儘（わがまま）」に、自分の魂のままに生きる。

そのために占いを活用していただけたらと思います。

最後に、お客様へメッセージをお願いします。

お客様に自分の人生を生きていただきたい、お客様らしい勇気を持って生き抜いていただきたいです。そのお手伝いが少しでもできましたら、それが私にとっての幸せです。

質問は以上です。ご協力ありがとうございました！