紫先生インタビュー

まずは紫先生がご自身のお力や占いへの目覚めるまでの経緯をお聞かせください。

母方の祖母が霊感が強い人で、私も物心ついたときには、人の気持ちとか、言葉にしない心の中のこととか、少し前にその人に何があったのか…みたいなことが流れ込んでくるような感覚がありました。
当時はそれが何なのか不思議に思いながらも、みんなそういうものなのかなと思って、あまり気にしていなかったですね。

学生になると、友人や知り合いから恋愛や人間関係の悩み相談を受けることが多くなりました。
例えば「今度デートできるかな？」と聞かれたら、「その日は無理だけど、逆に金曜日の夜なら会えそう…」みたいな言葉が自然と降りてくるんです。
つらい未来も視えてしまうことがあり、自分も苦しくなるため、成人してからも趣味の範囲内で身近な人のみを占っていました。

そこからプロの占い師になろうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか。

もともと私自身、占いに行くのが好きだったんです。20代前半のころは、友達と一緒に恋愛や仕事のことを対面の占い師さんに相談していました。
霊感、手相、カードを使った占いまでいろんな占いに行きましたが、不思議とそのころ「あなたは10年後くらいにこの世界に入るよ」と言われることが多くて、なんとなく気になってはいたんですね。
そのあとすぐに結婚して、嫁姑問題やいろんなことで結婚生活を続けるか悩んだときに、占いにすごく心を支えられて…私一人では乗り越えられなかったなって思うくらい助けられたんです。
そこから改めて「占いってすごいな、自分もできるならきちんと向き合ってみよう！」と思うようになりました。

では、それから霊感以外の占術的な部分もお勉強されていったのでしょうか。

はい。ちょうど自分でも占いの仕事をやってみたいと思ったとき、ある対面の占い師さんが「霊視だけだと疲れるから、タロットやルノルマンカードを使って感じたことを伝えればいい」と教えてくださって。
なんとなくでやるのは自信がなかったので、その方にカードの使い方やこの世の仕組み、宇宙や引き寄せの法則、全体を俯瞰する見方など、たくさんのことを学びました。
そうした学びのなかで自分の考え方も大きく変わり、離婚を決意し、昼は仕事をしながら、週末だけ格安でお客様を占うようになりました。

最初はどのようなスタイルでしたか？

もともとお客さんとして通っていたマッサージ店があって、そこの店長さんが、「女性客が多いからタロット占いもやっているけど、忙しくて手が回らない」と困っていたので、私で良ければ…とお手伝いすることになりました。
私はタロットを霊感で受け取った情報を言葉にするツールとして使っていて、カード本来の意味よりも直感的なメッセージをお伝えることが多いんです。
少し独自の解釈もありますが、それがタロット好きのお客様には「そんな読み方もあるんだ」と楽しんでいただけていましたね。

電話占いに切り替えたきっかけは？

これは明確なきっかけがあって、ヘルニアを患って、外で働くのが難しくなってしまったんです。
仕事もすべて辞め、半年ほどほぼ寝たきりの生活を送りました。そんなときに、電話占いなら自宅で自分のペースでやれるかなと思って。
もともと私は人混みや騒がしい場所が苦手なタイプ。電話なら田舎に住んでいても無理なく全国の人と繋がれるし、静かな場所で相手の声だけに集中できるから、波動も読み取りやすいんじゃないかと思いました。
そうした理由が重なって、電話占い師になりました。

具体的にはどのような流れで鑑定されていますか？

まずはご挨拶をさせていただいたあと、ご相談の内容をお聞きします。
その際、ご相談者様の声の波動に合わせて、恋愛のお悩みであればお相手の心にアクセスしていきます。その時点で感じとれた大まかな心情や結果をお伝えして、そこからさらに詳しい背景やエピソードを読み解いていきます。

ご相談者様から「いつ頃仲良くなれますか？」「どうしたら会話が増えますか？」といったご質問があれば、カードや霊視で感じとった時期や日付をお伝えしたり、「こういう風にしたら距離が縮まりますよ」「こういう話題を振ってみるとお話が盛り上りますよ」とお伝えしていきます。

波動の読み取りやすさには個人差があり、ときには少しぼんやりとした表現になることもあります。それでも、特に気にされることの多い進展のタイミングやアドバイスはできるだけお伝えするよう心がけています。
お急ぎの方は、お相手の生年月日が分かるとよりスムーズに視ることができますが、なくても問題ありません。

日々、鑑定をする上でのルーティーンやこだわっていることがあれば教えて下さい。

ルーティーンは朝のお勤めと鑑定部屋を整えることですね。昔からご縁を感じているお不動様（不動明王）のお札を家に祀っていて、朝早くお線香をあげてお経を唱える習慣を、気づけば25年以上続けています。
これは自分を整え、ご縁を深めるために欠かせない時間です。

それからお部屋はなるべく物を少なくし、居心地の良い空間作りを意識しています。整理整頓された場所のほうが自分の力も発揮しやすいんです。大きな観葉植物を飾ったり、大好きなリラックマのクッションを置いていて、疲れたときには癒やされています。

25年以上はすごいですね。なにか信仰のきっかけがあったんでしょうか。

もともと信仰には無関心だったのですが、あるとき占い師さんに「不動明王がみえる」と言われ、すすめられるまま神社に行ってみたんです。
すると不思議なことに、私が参拝する瞬間だけ人の波が引き、帰り際には背中から光のようなものが入る感覚がしたんです。
その夜、お不動様の夢を見ました。言葉はないものの『ついてこれるか』と問いかけられているような感覚がして…それ以来、自然と手を合わせるようになりました。
それから離婚や事故、病気など幾度とつらい出来事がありましが、最終的に良い方向に導かれていきました。今では、お不動様に見守られていることを深く感じながら、信仰を続けています。

欠かせない習慣なんですね。そのほか鑑定で心がけていることはありますか？

鑑定の中では「大丈夫ですよ」とお伝えしても、不安が消えない方や、願いを叶えるのが少し難しそうな状況の方もいらっしゃいます。そうしたときには、鑑定後に早朝のご祈祷でお不動様にお力添えをお願いしています。
また、悪縁を断ち切るようなご相談のときにも、お不動様のお力をお借りします。

ほかには、場を清める習慣も欠かせません。喘息持ちでお香が苦手なので、私は「水線香」という方法を使っています。コップに水を6分目ほど入れて、粗塩をひとつまみ。その中に、お線香3本を3つに折って9本にして入れます。
鑑定の際は、邪気が溜まりやすい足元にこの水線香を置き、空間を清めるようにしています。

紫先生自身の気分転換やリフレッシュ方法があればお聞かせください。

お菓子づくりですね。難しいものは作れませんが、生クリーム泡立ててたりとか、なんか夢中になっていろんなことを忘れられるんです。
それから自分のお気に入りの神社にお参りするのもエネルギーをもらえるので、ちょっと疲れたときとか、お天気がよい日とか、3週間に1回くらいはお参りに行きます。
帰りには対面の占いやパワーストーンのお店い寄ったり、お気に入りの家具屋さんやカフェに行ったりします。
あ、すごい人間臭いなと思うのが、霊感を使って、本当に疲れた〜！ってときは、ラーメンがしみます。豚骨醤油味とか。たぶん筋トレしたあとみたいに、即エネルギーになるものが良いのかも（笑）。

お話していて、とても柔らかくて優しい印象です。ご相談者様に対してもなにか意識している部分はありますか？

そうですね。やはり思い詰めていっぱいいっぱいになっている方も多いので、ひとりひとりの状態に合わせて、繋がった瞬間からヒーリングを行い、プラスのエネルギーを送るようにしています。
少しでも心が軽くなるようにとお話しているうちに、自然と心がほぐれて「なんだかほっとしました」とか「癒されました」とおっしゃってくださる方も多いです。

占い師をやっていてよかったなと感じたエピソードやご相談者様からのお言葉などはありますか？

占い師をしていてよかったなと感じるのは、対面でも電話でも「結婚が決まりました」とか「子どもが生まれるので名前を選んでください」なんて嬉しいご報告をいただけたとき。
それから叶わなかったことでも「私、無理してたんだ、これは違うなって気づけました」とかご相談者様の前向きなお声を聞くと、ものすごくやりがいを感じます。

最後に、電話占いフィールをご利用のみなさまへメッセージをお願いします。

どうしてもこうなりたいと強く願うのは、その未来がどこかにちゃんと存在しているから。
縁のない未来はそもそも思い浮かびすらしないもの。いま叶えたい願いがあるのに、上手くいかずに悩んだり苦しんでいるのは、十分に可能性があるからこそ。
タイミングのズレや自己否定など何かしらの問題が影響してることもあるので、無理に諦める必要はありません。自分の気持ちの向け方や、見方を少し変えるだけで、人生はちゃんと動き出します。鑑定ではみなさまの心のブロックをほぐして、望む未来へ近づけるためのお手伝いしていきます。
波動修正やヒーリング、願望達成のご祈祷も行いながら鑑定していきますので、安心して心の内をお聞かせくださいね。

質問は以上です。ご協力ありがとうございました！